これって共感覚なの?

白鳥の王子

あまり話題にされませんが・・・

発達障がいの特徴として”過集中”もしくは、奇才が頻繁に話題になりますが、天才的才能を発揮しているのはごく一部です。そもそも不特定多数の人とは、違う視点から物を見る人が多いですから、どこをどう活かしたら良いのか苦しむ、趣味嗜好パターンも多々あります。今後通り一遍でない生活スタイルー働かなくてもいいなどーも、認められてもいいかもしれません。

NHKさんで1回だけ話題になった特性に、共感覚があります。たとえば文字にカラーが見えたり音がなったりする、文字が数字に変換するといったものから、昆虫や樹木と会話ができるなど様々です。自然との一体化は、もはや巫女さんの世界になります。もしかしたら歴史に登場する巫女の多くは、発達障害者だったのかもしれません。

リアル・ネバ―エンディングストーリー

小学校1年の時、”白鳥の王子”を読んでいたら、途中から”ネバーエンディングストーリー”とまったく同じ体験をしました。海の臭いと水の冷たさもはっきり感じたのですが、これも発達障害者に多いらしい のです。

わたしが、はじめて本と知り合ったのは8歳の時でした。”白鳥の王子”が人生初の書物です。あるページに差し掛かった時、目の前で急に扉が開くように、夕日できらきらと輝く大海原が広がり、金髪をなびかせた少女が、目の前に立っていました。そして真っ赤な夕日を背にして、真っ白い11羽の白鳥が必死に飛んできます。

塩辛い海の香りと風に包まれ、油絵のような美しい光景を前に、ただ茫然と立ち尽くすしかありませんでした。幻はそこでかき消すように消えて、もとの部屋に戻っています。”なんて美しい文章、わたしは、美しい文章をかけるおとなになろう”と、心に固く誓いました。

美しい地球交響曲に息をのむ

小谷村に住んでいた時(共働学舎にいた頃なので20年くらい前?)夏の朝4時頃です。わたしは畑の真ん中にたっていました。四方は白馬八方尾根がぐるりと囲んでいます。空から女声合唱、大地から男声合唱、山から弦楽器合奏が大音響で鳴り響いていました。この世のものとは思えないほど美しい音楽でした。 冬に山に入ると、木から雪がはらはらと舞い落ちるたびに、鈴の音が聞こえてきますが、同時にオーケストラも聞こえました。

街に住み始めてからは、街路樹が久々の雨に喜んで、歓声をあげているのに遭遇した事があります。 普段はほとんど何も聞こえないのに、雨がざーっと降ってきたその日、木々が”ほーっ”と歓声を上げていました。こういった音は、みなさんは聞こえるのでしょうか?

ついでに時々飼い猫の雄と心で言葉を交わしています。猫語はわからないのですが、普通に会話できるのです。 飼い主なら愛猫や愛犬の気持ちがわかると言いますから、さほど驚くことではないのでしょう。

脳機能の偏りから来るらしい・・・

NHKでは脳機能のどこかの分野で誤作動をおこして、以上のような不思議な体験をするらしいと解説していましたが、実際のところは解明されていないのが実情だと報じていました。多くの当事者は多くを語りませんから、なぞが深まるばかりです。うっかり口にすると”嘘つき”や”気ちがい扱い”されるのがおちでしょう。

最悪いじめやからかいにつながりかねません。もしも子供たちが不思議な話を始めたら、まじめに話を聞いてあげてください。一緒に世界を楽しんでいただければ幸いです。

平岡さんは自分以外の家族が全員発達障害者であることを、告知するとともにちょっと普通とは変わった日常生活について、ユーモラスに明るく描いています。奥様の共感覚についても少しだけ触れていますから、参考になる部分は多いでしょう。おすすめです。

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