これって学習障害?-発達性ディスレクシア(ディスレクシア)

厚生労働省より引用。発達障害の種類
厚生労働省HPより引用

読み書きが苦手

少数派の中の少数派

国内で発達障害と言えば、代表的なのはADHD(注意欠如多動性障害)と自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)です。こちらが有名すぎて、同じく少数派の識字障害は、あまり目立たない印象を受けます。その実体験した者にしかわからない苦しみを、生涯身に負い続けるのです。
 
2002年の学校関係者による調査では、国内でデクレシアと思われる子供の割合が、約3%と発表されています。あくまでも明確な診断を受けた児童の数ですから、成人の数まで入れると、実際はさらに多いのではないでしょうか。数にしておよそ300万人、40人クラスに必ず1人以上はいる計算です。
 

不特定多数とは違う字の見え方

デクレシアの人人は通常知的には問題ありません。読み書きがまったくできないわけでもありません。ただ文字や数字の見え方が通常とは違うだけなのです。それがために誤解を受けたり、いじめを受けたりします。
 
わたしの当事者仲間にも識字障害者が若干いますが、読み書きの不便さ以上に、理解されないしんどさを訴えていました。各資格試験問題や役所に提出する書類は、基本的に直筆ですから、場合によっては大変困った状況に追い込まれてしまうでしょう。
 
本当は大変能力が高いのに、受かるはずの試験に受からない、就業可能な範囲も極端に狭まれてしまうなどの、過酷な状況に多くの当事者が置かれています。言語能力にも不具合を生じていたら、なおいっそう意思伝達に窮するのは必至です。
 
実際どのように物を見ているのか、一般の人には想像すらつかないでしょう。当事者の友人に実例を見せてもらったこともあります。文章全体が二重にも三重にも重なって見えたり、うずを巻いているようでした。
 
あるいは鏡の中を見るように、字体がひっくり返ってもいました。動画サイトにアクセスすると疑似体験ができますから、検索してみてください。
 

識字障害の原因は様々

デクレシアなどの学習障害は聴覚過敏がそうであったように、。脳機能による障害で生来のものです。事故による高機能障害や高齢化によっても、似たような症状が発症する事が明らかになっています。識字障害は外見からは気づきにくい障がいです。
 
それゆえに発見が遅れてしまう事がしばしばです。少しでも疑いを持ったら、ぜひ専門医の診断を受けてください。公的支援や民間の自助グループなども増えてきています。そうしたグループに参加する事で「自分だけではなかった」という安心感も得られるでしょう。
 

周囲の人間ができる事

子供の頃から学習障害を持っていると、成績不振に陥るでしょうし自信も失っていくでしょう。どなったり完全否定したりする前に、じっくり話を聞いてあげてください。
教育現場では学習障害児童への適切な対応ができるための研究も、少しずつ進んでいるようです。たとえば文字を若干拡大してみやすくした特殊な機器なども、研究開発されています。まだまだ不明な点はあるものの、確実に世の中は変わってきているのです。
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